Dugong (Photo)
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| Name: | Rarity: | Type: | Obtained From: | Illustrator: | Limited: | Name (JP): | ID: | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dugong | Friend Story | yoshizuki | No | ジュゴン | 6471 | |||
| Stat | Base | Max | ||||||
| Stamina | 204 | 144 | Unique Trait | ギブアップ中ではない味方が5人の場合 マイペース(水)属性の味方の与ダメージが3%増加する ギブアップ中ではない味方が5人の場合 マイペース(水)属性の味方の与ダメージが5%増加する | ||||
| Attack | 180 | 612 | ||||||
| Defense | 432 | 540 | ||||||
| Story | <動物コメント> ◎進化生態学者 松本 忠夫 ジュ、ゴン、と、間を開けて大きく声を出してみましょう。すると、何やら変わった怪獣のようで、不思議な気持ちになると思います。実は、この名前のルーツは、フィリッピンの言葉で、きれいな娘さんという意味だそうです。そして、中国語の漢字では、発音から由来して「儒艮」と書きます。「儒」とは、「うるおいがある」という意味ですから、これですと、何やら、かしこそう、やさしそうということですね。なお「艮」とは、「うしとら」という北東の方角を指す古い言葉です。事実、ジュゴンはとてもおとなしい海の哺乳類ですが、それがあだになって、大昔から人間に捕まって食べられ、また、餌場を奪われてしまい、今では、多くの海域で絶滅の危機に瀕しています。 この海の動物が分布している海域は、インド洋のアフリカ沿岸、西太平洋に面したアジア大陸沿岸、東南アジアの島々付近、それにオーストラリアの北部やニューギニア付近です。どこも、見られるのは大海原ではなく、どちらかというと熱帯の浅海です。日本では、南西諸島の沖縄県にいますが、そこは、世界的にはこの動物の分布の北限地帯です。残念なことに、いろいろな理由がありますが、今ではごく少なくなっています。 では、ジュゴンは、どのような姿で、何を食べているのでしょうか。大人の体の全長は約3m、体重は約300kgで、どちらかというと、ずんぐりと太った牛のようなイメージです。そこで、海牛(カイギュウ)と言われることもありますが、本当の牛とは、全く異なった動物の仲間です。浅海の柔らかい海底に生えている海草を主食としているので、海の牧場の草食動物と言っても良いかもしれません。陸地の牧場では、イネ科やマメ科の草本が密に生えていますが、この海の牧場では、アマモ類が生えています。この植物には「モ」と名前がついていますが、いわゆる海藻類(コンブやワカメ)とは大きく異なっていて、花をつけ種子を作る陸上の牧草類と同じ顕花植物の仲間です。大きな唇の形が特徴的で、海草をむしり取るのに適しています。鼻の穴には蓋があり、眼が小さいなどという特徴は、水中生活に適しているのでしょう。 太いお腹の中には、長さがなんと40mもの腸があります。繊維質の多い海草を食べて、ゆっくりと消化していくのと関係しています。その結果として、食べ物の消化効率が90%にもなっています。 このように、太って、ずんぐりとお腹が出ているのなら、どのようにして海を移動するのでしょうか。前足は胸びれとなっていて、それを使ってゆっくりと泳ぐことができます。後ろ足は退化していて、外からはみられません。その代わりの太い尾の部分が、平たく三日月形になっていて、それを上下に揺することで、少し速い泳ぎができます。しかし、長時間は泳ぎ続けることはできません。ですから、泳げると言っても遠い海域間の移動には随分と時間がかかることでしょう。おそらくクジラ類のような何千kmもの大規模な回遊はできなさそうです。 子育てはどのようにしているのでしょうか。普通、母親は一頭だけの子供を出産します。そしてミルクを与えて子育てを行います。ミルクが出る場所は胸びれの基部の腹側で、人体のように左右一対あります。出産したての子供は、体長が1mもあり、それを胸びれで抱えて授乳する姿はまるで人間が行っているのと似ているそうです。しかし、海水の中での授乳ですから、親子ともに時々、空中に鼻を出して呼吸しなければなりません。そのため、クジラ類と同様に濃いミルクで、授乳時間が短くて済むようになっているようです。 (2025年3月公開)<イラストタイトル> 海藻を食べるジュゴン ――海の底でのんびりと <動物コメント> ◎進化生態学者 松本 忠夫 ジュ、ゴン、と、間を開けて大きく声を出してみましょう。すると、何やら変わった怪獣のようで、不思議な気持ちになると思います。実は、この名前のルーツは、フィリッピンの言葉で、きれいな娘さんという意味だそうです。そして、中国語の漢字では、発音から由来して「儒艮」と書きます。「儒」とは、「うるおいがある」という意味ですから、これですと、何やら、かしこそう、やさしそうということですね。なお「艮」とは、「うしとら」という北東の方角を指す古い言葉です。事実、ジュゴンはとてもおとなしい海の哺乳類ですが、それがあだになって、大昔から人間に捕まって食べられ、また、餌場を奪われてしまい、今では、多くの海域で絶滅の危機に瀕しています。 この海の動物が分布している海域は、インド洋のアフリカ沿岸、西太平洋に面したアジア大陸沿岸、東南アジアの島々付近、それにオーストラリアの北部やニューギニア付近です。どこも、見られるのは大海原ではなく、どちらかというと熱帯の浅海です。日本では、南西諸島の沖縄県にいますが、そこは、世界的にはこの動物の分布の北限地帯です。残念なことに、いろいろな理由がありますが、今ではごく少なくなっています。 では、ジュゴンは、どのような姿で、何を食べているのでしょうか。大人の体の全長は約3m、体重は約300kgで、どちらかというと、ずんぐりと太った牛のようなイメージです。そこで、海牛(カイギュウ)と言われることもありますが、本当の牛とは、全く異なった動物の仲間です。浅海の柔らかい海底に生えている海草を主食としているので、海の牧場の草食動物と言っても良いかもしれません。陸地の牧場では、イネ科やマメ科の草本が密に生えていますが、この海の牧場では、アマモ類が生えています。この植物には「モ」と名前がついていますが、いわゆる海藻類(コンブやワカメ)とは大きく異なっていて、花をつけ種子を作る陸上の牧草類と同じ顕花植物の仲間です。大きな唇の形が特徴的で、海草をむしり取るのに適しています。鼻の穴には蓋があり、眼が小さいなどという特徴は、水中生活に適しているのでしょう。 太いお腹の中には、長さがなんと40mもの腸があります。繊維質の多い海草を食べて、ゆっくりと消化していくのと関係しています。その結果として、食べ物の消化効率が90%にもなっています。 このように、太って、ずんぐりとお腹が出ているのなら、どのようにして海を移動するのでしょうか。前足は胸びれとなっていて、それを使ってゆっくりと泳ぐことができます。後ろ足は退化していて、外からはみられません。その代わりの太い尾の部分が、平たく三日月形になっていて、それを上下に揺することで、少し速い泳ぎができます。しかし、長時間は泳ぎ続けることはできません。ですから、泳げると言っても遠い海域間の移動には随分と時間がかかることでしょう。おそらくクジラ類のような何千kmもの大規模な回遊はできなさそうです。 子育てはどのようにしているのでしょうか。普通、母親は一頭だけの子供を出産します。そしてミルクを与えて子育てを行います。ミルクが出る場所は胸びれの基部の腹側で、人体のように左右一対あります。出産したての子供は、体長が1mもあり、それを胸びれで抱えて授乳する姿はまるで人間が行っているのと似ているそうです。しかし、海水の中での授乳ですから、親子ともに時々、空中に鼻を出して呼吸しなければなりません。そのため、クジラ類と同様に濃いミルクで、授乳時間が短くて済むようになっているようです。 (2025年3月公開) | |||||||
| Update History: | August 2024: Added to Kemono Friends 3. | |||||||